其の四 辻希美ができちゃった結婚


元モーニング娘。辻希美と俳優の杉浦太陽が近く結婚することが、本日発売の一部スポーツ誌で報じられている。


http://www.oricon.co.jp/news/confidence/44428/



先の3月には、加護亜依の中年男性との温泉旅行と再度の喫煙のすっぱ抜きがあったばかりだ。「永遠のお子様キャラクター」であったはずの辻・加護。奇しくも時を近くして、まだ十代のうちに、両名のそのイメージは無残にも切り裂かれてしまった。
アイドル冬の時代に結成されたモーニング娘。当時はまだモーニング娘。もブリブリのアイドルグループではなく、アイドルのパロディをコンセプトとしたグループであった。その路線が転化し、本格的にアイドル路線を突き進むことになったのは、4期メンが加入した頃。4期は従来のメンバーよりアイドル性に特化していて、その中でも辻・加護の存在はあまりにも衝撃的であった。幼女らの憧憬の対象としてだけでなく、それまで潜んでいたロリコン男性のカミングアウトのきっかけを与えることになったのだ。
辻・加護の登場はアイドル冬の時代に再びアイドル幻想をもたらした。しかし、アイドルといえども当然中身は普通の女の子である。糞もすれば、恋もする。我々はそれを忘れていた。いや目を背けていたかったのかもしれない。できれば、もう少し夢を見ていたかった。



切捨御免!!


夢はいつか覚めるもの。それは知っている。しかし、それにしても今回はあまりにも急杉田・・・。辻ちゃんよ、避妊はきっちりしていてくれよ・・・。

其の三 吉澤ひとみの卒業と新垣発言


モーニング娘。の4代目リーダー、吉澤ひとみ(22)が全国ツアーの最終日となった6日、さいたまスーパーアリーナ公演でモー娘。を卒業した。「今めっちゃ幸せです。最後の最後まで笑って歌って踊ろうぜ!!」。ユーモラスで男っぽいキャラが魅力の吉澤らしく。最後まで涙は一切見せず、明るく元気に完全燃焼した。また、中国出身の新メンバー、ジュンジュン(19)とリンリン(16)がファンに初お披露目された。


http://www.sanspo.com/geino/top/gt200705/gt2007050717.html





新垣「吉澤さんが卒業しちゃうと、私の中でのモーニング娘。がいなくなっちゃうんですよ」




5期メンバー新垣里沙の発言。彼女は素人時代には極度のモーヲタで、モーニング娘。に加入してからも先輩メンバーをリスペクトしてやまない、現在進行形でモーヲタといっていいかもしれないメンバーだ。この発言は、会場内の多くの古参ファンの共感を呼んだことだろう。そして、モーニング娘。から最後の4期メンバー吉澤ひとみが卒業するという大きな意味合いの一つを強く捉えている。「ラブマ」(LOVEマシーン)から「ピース」(ザ☆ピ〜ス!)までの世間的に最も人気を博したモーニング娘。の黄金時代。それを支えた全メンバーが、吉澤の卒業によって、モーニング娘。から完全に姿を消してしまったのである。
吉澤の卒業によって、黄金時代をマンセーし現在を否定する、黄金厨や懐古厨と呼ばれる人達は完全に見切りをつけただろうし、非ヲタである一般層にとってはほとんど知っているメンバーがいなくなってしまったことだろう。ちなみに、5期以降のメンバーはモーニング娘。を生んだASAYANのオーディションとは無縁である。(例外は6期の藤本美貴で、彼女は4期オーディションで落選している。)
しかし、このピンチを逆手に取って、チャンスに変えることはできるだろう。黄金時代の遺産を食いつないでいるだけという世間での今のモーニング娘。のイメージを払拭するチャンスなのである。新しくリーダーに就任する藤本美貴は、旧来までのモーニング娘。色が最も薄いメンバーだ。そして、新しく初の外国人メンバーである中国人のメンバーが入る。藤本美貴の元、新生モーニング娘。として世間にアピールしていけばいいのだ。ただ、必要以上の過去の否定は、古参ファンをさらに減らしてしまうリスクは伴うが。
さて、その新生モーニング娘。の中核メンバーとして新垣の発言を振り返ると、少し心許ない。まるで、今のモーニング娘。メンバーを否定していると受け取られかねないからだ。新垣のコメントの最中、同期の高橋愛が、福井訛りで「ちょっと待って、頼りにならんが?わたし〜」と思わず割って入ってた気持ちが分かる。当然、新垣としてはそんな意味を含めるつもりは微塵もなかっただろうが、去り行く先輩メンバーが振り返ることのない、年長メンバーとしてもっと心強い発言をすべきではなかったか。(それにしても、黄金厨が拒否反応を示したことの一つである5期メンバーであり、そのうちでも最も叩かれた新垣が、黄金厨に同調したかのような意見を示したのは皮肉じみていてあまりにも面白い。新垣里沙モーニング娘。に加入することなくファンをずっと続けていれば、案外黄金厨になってたのかもしれない。)



切捨御免!!


古き伝説は終焉を迎えたのかもしれない。しかし、それは同時に新しい伝説の始まりなのだ・・・!!


次回からしばらく、モーニング娘。吉澤ひとみについて振り返る。

其の二 道重さゆみの憂鬱

先日ダウンタウンDXに出演した辻希美モーニング娘。時代のことを語り、体重が最大で60kgを超えていたと告白した。辻の身長を考えれば、60kgオーバーというのはちょっと洒落にならない体重だ。アイドルグループであるのに、体重管理に関して割と鷹揚なのがモーニング娘。というグループの面白いところだ。辻以外にも、安倍なつみ吉澤ひとみ加護亜依なども肥満化の時期はあった。
体重の増加、それはそのメンバーの調子を表すバロメータの一つとなることがある。安倍なつみは自身の著書で、エースとしてのプレッシャー、スキャンダルなどのストレスから過食や間食に走ったと述べている。吉澤はアイドルとしての自身の立ち位置を見失い、肥満化の時期がずっと続いたが、フットサルと出会い、ガッタスのキャプテンとして活躍していくとともに痩せていった。
さて、現在のモーニング娘。内で、現在進行形で、やや肥満化が目立つのは6期メンバーの道重さゆみだ。この時期の女の子は調子の良し悪し抜きにして体重の増減が激しいが、彼女の肥満化はどうだろうか。私が見るに、最近の彼女の目には生気があまり感じられず、番組などでも以前までに比べてコメントやリアクションの切れ味が悪くなっている。邪推の域に入ってしまうが、もしかしたら、彼女は今大きなストレスを感じているのかもしれない。
道重さゆみは理想のアイドル=夢見るメルヘンな女の子を半分意識して演じることを自分のキャラクターにして売り出していた。ゆうこりん小倉優子ほど確信的ではないが、彼女に似たタイプのキャラクターではある。しかし、道重さゆみはそのキャラクターを続けていく上で壁にぶち当たってしまったのではないだろうか。それは後輩である久住小春という壁。7期メンバーの久住は意識して演じることなく、素で100%アイドルでいるという、つんく♂にして「ミラクル」として言わしめた逸材である。最近の道重はネタ的な久住への嫉妬発言が目立つが、案外それはネタではなく本心なのかもしれない。アイドルのパロディをしていた道重さゆみは、リアルアイドル久住の存在に、自分の存在意義を見失ってしまったのではないか。


切捨御免!!


道重さゆみは自らのスタンスを再確認し、自信を取り戻すべきだ。

其の一 モーニング娘。、ピンク・レディー超え! 女性グループ5冠!


今年、デビュー10周年を迎えた、モーニング娘。が節目の年に大記録を樹立。今週5/7付ウィークリーシングルランキングで、デビュー以来のシングル総売上枚数が1108.5万枚となり、女性グループで歴代1位となった。


http://contents.oricon.co.jp/news/rankmusic/44224/



この記事に関しては「10年もかけて」、「メンバーが年中入れ替わってる」などの批判があった。しかし、裏を返せば、アイドルグループで10年も続いていていまだ一線で活動していることは女性グループとしては極めて異例であり、メンバーが入れ替わってるのにファンが離れさせずにいるということは凄いことなのである。(もちろんファンの入れ替わりもあるだろうが)
アイドルというとそれだけで敬遠しがちな人がいるが、華やフレッシュさだけが彼女たちのウリではない。それだけで通じる時代は10年以上も前に終焉を迎えている。彼女たちは前時代のアイドルとは一線を画した、「アイドル」ということをスキルにまで昇華させたプロフェッショナル集団なのである。具体的にそのスキルがどのようなものなのかについては今後語っていこう。



切捨御免!!


モーニング娘。が更新したシングル総売上枚数の記録、マスコミや世間はもっと偉業だと褒め称えてよい!